祠の扉を開いてしまった結果、とてつもない恐怖体験をした話

小さな祠というのは都会の街中から人がほとんど来ない山の中まで、至るところに存在する。祀っているものも、立派なお地蔵さんから良くわからないご神体まで様々。
今回の話は、小さな祠にまつわる恐怖体験である。

ジャンル:洒落にならない怖い話
怖さ:★★★☆☆
長さ:★★☆☆☆

祠の扉を開いてしまった結果、とてつもない恐怖体験をした話

私が小学生の時の話です。
その日私は、友達に誘われて裏山に遊びに行くことにしました。
私の母は、「何か会った時の為に」と、PHSを持たせてくれました。
裏山につき、ふと電話を見ると圏外表示。
なんだ、使えないじゃないか、と思いながら、私は遊びはじめました。
そこの山はわき水があったり、山苺がなっていました。
良い所だな、と思い、遊び疲れた身体を休めていると、妙な祠が目に入りました。
その祠は全て真っ赤に塗りつぶされていて、普通の祠より少し小さいものでした。
随分昔からそこにあったのでしょうか、カビや苔がところどころにありました。
「あれ何?」と友達に訪ねても、知らないとの事。興味を持った私たちはその祠に近付いてみました。
私はその祠の扉を開けました。すかさず友達がペンライトで中を照らしました。
するとその中には、墨で目玉が描かれていました。途端に、背筋にゾッと悪寒が走りました。
「うわっ!」と叫び、祠を手で払うと、祠は横に倒れ、脚が一本折れてしまいました。
と、私のポケットに入っていたPHSが鳴りました。
「もしもしっ!?」と、返事をする私。すると電話の相手は、
「もしもし、もしもし、もしもし!?キャハハハハハハハハ………!」と喋りました。かん高く、大きい女の声でした。母の声ではありませんでした。
私は電話をほおり投げて友達と逃げました。あの場所からはまだ女の声が聞こえてきました。

裏山から出ると、足がガクガクして歩けませんでした。友達はめそめそと泣いています。
母にPHSを山に置いていったことを叱られました。あの母も恐ろしかった。
今思うと、妙な偶然が合わさっただけなのではないかと考えられます。
あの祠は小学生の工作で、苛めっ子に目玉を描かれ捨てられたのではないか。
あの電話は、ただのいたずら電話だったのではないのか。
そう考えておきたい。
でもそう考えると、圏外なのになぜ電話が通じたのかという疑問が残るんですけどね。

参考:NAVERまとめ

祠の扉を開いてしまった結果、とてつもない恐怖体験をした話 解説

話から推測して、祠は封印のために作られたものだと思われる。

祠の脚を壊してしまいほんの少しだけ封印がとけてしまいPHSを通じて、封じられていた「何か」が接触を図ったと考えるとある程度納得がいく。

ただ、封印が完全にとけてしまっていたらこんな程度の恐怖体験では済まなかっただろうから、祠の脚が壊れた事と扉を開いたことで封印は少しとけたが、まだ封印の力の8割くらいは有効なままだと思われる。

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