何かがいる!ビジネスホテルでの恐怖体験

旅先のホテルでの怖い話といえば、怪談では定番中の定番。
長時間移動による疲労や普段と違う環境下での睡眠によるストレスで金縛りにあいやすくなる事は良く知られているが、時には本当に不可解な体験をしてしまうこともある。
今回の話は、出張先のビジネスホテルで恐怖体験をしてしまったサラリーマンの実録である。

ジャンル:洒落にならない怖い話
怖さ:★★★★☆
長さ:★★☆☆☆

何かがいる!ビジネスホテルでの恐怖体験

俺はいわゆる出張族で月の半分は出張してるんだ。出張に行く地域は同じものの常宿はそんなにもたずに、じゃ○んや楽○でその時に安いホテルを検索してる。
うちの会社は宿泊の領収証の提出義務は特別なくて、一定額が貰えるシステムになってる。だから安く泊まれば差額は自分のお小遣い。

その日もM県へ出張に行って安いホテルを探していた。
どうせホテルは寝るだけだし、薄給の身としては安くあげるにこしたことはないのでその地域の安いビジホを予約した。そこのホテルは普通のビジホなんだが窓のない部屋を格安で提供してるって書いてあって、チェックインする頃にはもう暗くなってるし朝も別にカーテン開ける事もないしなーって思いながら値段が安いこともあって即決した。朝食付きでこの値段はあり得ないだろうってくらいの価格で。
仕事が終わって普通にチェックインして、案内された階に着くと何だか空気が重たい。
ただ出張に行き過ぎててその辺の感覚が麻痺していたんだろうな。あんまり気にせず部屋に入った。
その部屋はツインでドアを入って右手にユニットバス。奥にベッドが2つっていうまあ普通のビジホだった。
ベッドは2つあっても身体は1つだから、1つのベッドは荷物置き場にしてテレビに近い方のベッドで寝ることにした。

取り合えず飯を食おうと思って近くのラーメン屋でビールとラーメン食った。自慢じゃないが俺は酒は好きだしそこそこ強い自信があってビールの一杯くらいはお冷代わりだから酔っ払うはずがない。

で、飯を食って部屋に戻ってから風呂に入ったりテレビを見たりしてそろそろ眠くなってきたなーって思って0時ごろに電気を消して寝た。

寝つきはいい方なのですぐに眠りについて寝ていたら部屋のピンポンが鳴って起きた。寝つきはいいが眠りの浅い俺はピンポンで目が覚めて枕元の携帯で時間を見たら3時過ぎ。
どうせ酔っ払った違う部屋の客がよろけてピンポン押しちゃったんだろうなー、なんて思いながらもう一度寝ようと目をつぶっていたら、またピンポンが鳴ったんだ。

そこで俺は気付いた。

この部屋ピンポンなんてねーじゃん。
ビジホに泊まった事がある人ならわかると思うが、普通部屋にピンポンなんてない。ルームサービスもなければ部屋に誰かが訪ねてくることもないからな。

えっ!?って思いながらも半覚醒状態の俺はベッドから起き上がる事もせずに目をつぶっていたんだ。

すると3度目のピンポンが鳴って間も無く廊下を子どもが走り回る足音が聞こえてきて、その足音はそのまま俺の部屋に入ってきた。間違いなく鍵もチェーンもしてある。それは朝起きてからも確認した。

その足音の子どもは部屋に入ってきてそのまま荷物置き場にしていたもう一つのベッドで飛び跳ねはじめた。普通に子どもがスプリングのきいてるベッドでトランポリンのように遊ぶように。

その時点で俺は恐怖で動きが取れない。でも絶対目は開けない。開けたら何が見えるかわからない。

するとその子どもは俺が起きているのに気付いているのか顔をペシペシ叩き始めた。

ねーねー遊ぼうよ!と言わんばかりに。

それでも俺は絶対目を開けずに寝たふりを決め込んでいたら飽きたのかふっと気配が消えた。何の物音もたてずに一瞬でいなくなったんだ。

俺はそれからまったく寝れずに朝を迎えたよ。
起きてからホテルの人に聞いたらたまにそういう報告はあるらしい。ただホテル側からしたら原因はわからないそうだ。心中があった訳でもないし、ホテルが立つ以前にもそういう事件があったことはないらしい。本当かどうかはわからんが。

宿泊無料券を貰ったがもう絶対に泊まらない。

参考:NAVERまとめ

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