【学校の怪談】夜の学校にこだまする断末魔の叫び

夜の学校といえば怖い話の定番。
普段は何気なく見ている美術室や理科室、教室でさえ漆黒の闇が支配する夜が訪れると一気に不気味さは増す。
「トイレの花子さん」に代表されるように、学校にはその世代によって様々な怖い話が生み出され、そして消えていった…。
今回の話は、そんな不気味さが漂う夜の学校で不可解な声を聞いてしまった小学生の恐怖体験である。

ジャンル:洒落にならない怖い話
怖さ:★★★☆☆
長さ:★★☆☆☆

夜の学校にこだまする断末魔の叫び

小学生の頃、水泳のスポーツ少年団に所属していた。
で、冬場はプールが使えないので体育館でマット運動とか跳び箱とかやるんだけど、その日は、うっかり教室に体育館シューズを忘れてしまっていた。
仕方ないので同じくシューズを教室に忘れた友達と二人で取りに行くことにした。

もう校舎内には人が残っていないらしく、用務員さんに頼んでドアを開けてもらい、真っ暗な校舎を電気点けながら進んで行った。

目的の教室は四階。
少しずつ階段を登り、二階から三階への階段の中間ぐらいに差し掛かったとき、突然、
『うーーーうーーーうーーー』
って感じで、男の人の呻き声が聞こえてきた。
微かな声とかじゃなく、ちゃんと二人とも聞こえるくらいの大きめの声。

声が聞こえた途端、二人して階段に立ち止まり動けなくなった。
金縛りとかじゃなくて本当にパニックでどうしたらいいかわからなくなった。
その間も声はずっと単調にうーうー言ってる。

とりあえず私は、何とかしなくては…という思いに駆られて、
『誰!誰ですか!!?』
と大きな声でうす暗い階段の先に向かって叫んでみた。
でも何の返答もなければ、呻き声にも変化がない。同じ調子でうーうー言ってる。

私が耐え切れずに友達の顔を見て、二人の目があった瞬間、同時に振り向いて無言で階段を5段飛ばしぐらいで駆け下りた。
呼吸するのも忘れるぐらいに走って校舎の外に飛び出した。

外に出ても二人して何も言えなかった。無言で体育館に戻り、体育館シューズが無かったのでその日の活動は見学した。

その後もこの友達とは変わらず中は良かったけど、この話は一度もしないまま私は翌年に家の都合で他の学校に転校することになった。本当に何故だかわからないけど、当時は誰にも言ってはいけない気がしていた。
だから未だにあの声が何だったのかはわからない。

もしかしたら学校に残ってた先生とかのイタズラとかの可能性もあるとは思う。
でもあれは、生きてる人の、この世の声ではなかったとは思っている。
人の声って前後左右の何処から聞こえたか大体わかると思うんだけど、あの声だけはどの方向から聞こえたか全くわからなかった。

今でもあの声を思い出すと薄ら寒い気持ちになる。

参考:NAVERまとめ

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