ネット黎明期から今に語り継がれる洒落怖都市伝説 杉沢村

今から18年前、時代はミレニアムと呼ばれた2000年。テレビでは浜崎あゆみや宇多田ヒカル、ハロプロ系アイドル、そして激しいビジュアル系のロックバンドが日本のメディアを席巻していた音楽黄金時代。
インターネットの世界ではようやくISDNから脱却しADSLなどの常時接続が出始めたネット黎明期。
この時代に騒がれた1つの怪談があった。その名は「杉沢村」。ホラーやオカルトが好きならば一度は聞いたことがあると思う。
今回は、そんな杉沢村について改めて紹介したいと思う。

ジャンル:洒落にならない怖い話
怖さ:★★★☆☆
長さ:★★☆☆☆
(知名度:限界突破)

参考:恐怖の杉沢村伝説!洒落にならないほど怖い噂の真相を徹底究明

ネット黎明期より語り継がれる洒落怖都市伝説 杉沢村

時代は昭和初期。
富国強兵を掲げ、列強諸国に追いつこうと必死だった時代の日本。大政奉還から30年以上経った東京では急速な近代化の波に乗り大きな賑わいを見せていたが、地方の山間部ではまだまだインフラ整備も乏しく、村への出入り口は一本のみで村へ出入りするのは郵便屋さんのみというのが当たり前の日常だった。
そんなのどかな山村の1つ、青森県に存在する杉沢村で大事件が発生する。1人の村人が突然発狂し、村人を斧で皆殺しにし、自らも命を絶った。
事態を重く見た当時の役人は事件を隠ぺいし、行政上村の廃止として処理してしまう。

その後、どこからともなく噂が流れ、悪霊の住む廃村として青森県で語られるようになる。噂話は下記の通り。

・村の入口の目印は大きな鳥居の先であり、鳥居の下にドクロの形をした岩が転がっている。
・この先に入ったらいのちの保証はないという旨の立て札が立っている。
・村に入るとボロボロの廃屋がいくつかあり、血のしぶきの後が多数残っている。
・入ったら悪霊にとりつかれ二度と出てこれない。

この話は青森県の地元怪談であったが、ネットの登場により一気に拡散され洒落にならない怖い話として今もなお語り継がれている。

杉沢村伝説 解説

この話はネットでの拡散の後、テレビでも報道されることとなる。現在も続く人気番組「奇跡体験!アンビリバボー」で取り上げられ何度か大規模な村の探索を行ったが、発見に至ることはなかった。

八つ墓村のモデル?

杉沢村の話が日本の有名なホラー小説、八つ墓村のモデルと言われることがあるが、これは間違っている。
八つ墓村のモデルは岡山県で発生した大量殺人事件(津山事件)がモデルであるとされている。
大量殺人、その後犯人が自殺という内容が杉沢村の話によく似ているところから、間違われることが多いのだろう。

奇跡体験!アンビリバボーでの結末

奇跡体験!アンビリバボーの取材チームが青森県内から日本全国に範囲を拡大し大規模な捜索活動を行ったが、杉沢村は発見できなかった。
奇跡体験!アンビリバボーの最後では、杉沢村は時空の狭間にある異世界の村であり、現れたり消えたりする村だと結論づけて強引に取材を終えている。
その後、ネットを介した衛星写真サービスやGPSを使った地図などが発達した現代においても村の発見には至っていないが今もなお怪談の最高峰として語り継がれている。

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