【戦時中の体験談】従軍中に立ち寄った恐怖の廃屋

廃墟にまつわる怖い話は世界各国に存在している。
あからさまに不気味な場所には立ち寄りたくないものだが、日本から遠く離れた戦地ではたとえいわくつきの場所であったとしても情報が入らず、知らずに足を踏み入れてしまう事もある。
今回の話は、不気味な廃屋に立ち寄った元兵士の体験談である。

ジャンル:怖い話
怖さ:★★★☆☆
長さ:★★☆☆☆

【戦時中の体験談】従軍中に立ち寄った恐怖の廃屋

じいちゃんから聞いた話。
従軍中、幾つか怪談を聞いたそうだ。その中のひとつ。真偽は不明。

大陸でのこと。
ある部隊が野営?することになった。
宿営地から少し行ったところに、古い小さな家が、周辺の集落からはずれてぽつんと建っている。廃屋らしい。
使えるようなら接収するかということで、数人が調べに行った。
家の中には什器や家具が一部残っていた。
だが、なぜかその全てが真っ二つに割れ、半分しかなかったそうだ。
テーブル?も椅子も、水瓶も、かまども、戸棚も、何もかもが半分。
おかしなことに、それらも家同様かなり古いもののように見えるのに、幾つかの品物の切断面は妙に真新しかったらしい。
調べに来た者たちがその異様な雰囲気に呑まれていると、一人が家の裏手から鶏の死骸を見つけてきた。白骨化したそれも半分だった。
戻った彼らはそのことを報告し、結局その家は使わないことになった。
夜、警戒のため何人かが宿営地の周辺を巡回した。
翌朝になって、最後に巡回に出た一人が戻っていないことがわかった。
他の者の中に、夜中にあの家に明かりがついていたと話す者がいて、すぐに捜索を行うことになった。民間ゲリラかもしれないからだ。
時機を見て突入したが、家には誰もおらず、また火を使った形跡もなかった。
行方不明になった一人は、昨日鶏が見つかった家の裏手で死んでいた。
争った様子はなく、着衣や装備にも乱れはなかったが、部隊に戻されることなく
その場で埋葬された。
遺体はひどく小さかったという。
その後まもなく、部隊は転進命令を受けてそこを離れた。

後になって、その辺りではあの家が「半分の家」と呼ばれて忌まれ、昼間でも近づく者はいないという話を聞いたそうだ。

かなり前に聞いた話なんで記憶が曖昧。
ていうかリア消寝かす前にこんな話すんなよ、じいちゃん。

参考:ほんのり怖い話スレその17

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