【洒落怖】打ち捨てられた謎の金庫の怪

もし、普段通っている道に見慣れないモノが落ちていたらきっとあなたは興味を持つ事でしょう。それが、金庫のようにあからさまに高級品をしまう箱であればなおさらだろう。しかし、金庫はその頑丈さゆえ、貴重品以外の何かをしまっておくのにも適している。
今回の話は、そんな謎の金庫にまつわる不気味な内容である。

ジャンル:洒落にならない怖い話
怖さ:★★★☆☆
長さ:★★★☆☆

打ち捨てられた謎の金庫の怪

4月に体験した事です。
実話なのであまり怖くないかもしれませんが、個人的には怖かったので書き込ませていただきます。

やや田舎の方に住んでいるのですが、免許も無いので最寄りのコンビニに行くのは常に徒歩。コンビニに行くためには、30mくらいの森のトンネルみたいな所を抜けなくてはなりません。

実際のトンネルではなく、木々が生い茂って出来たトンネルのようなものです。

週に3日ほど通る道なので見慣れたものでしたが、ある日トンネルの中間あたりの原っぱに金庫が転がっていました。
金庫は鍵がかかっているのか開いていませんでした。
その日は普通に通り過ぎましたが、2週間ほどたってもまだそこに置き去りにされていました。家族にその事を話すと、金庫なんて本当にあるのかと言われたので、証拠に写真を撮ってくると言い、翌日写真を撮りました。
駅とコンビニは逆方向の道で家族は通らない道なので、金庫の存在を知らなかったのでしょう。

撮った写真を家族に見せて、不気味だよねなどと話した次の日、私と画像を見た家族は原因不明の熱を出しました。
4人家族で唯一画像を見ていない家族は熱もなく元気でした。
私はすぐに熱が42℃になって病院に行きましたが、特に病気は見つかりませんでした。
画像を見た家族は2人とも38℃前後の熱が出ていました。

3日もすれば治ると思っていましたが、7日経っても熱は40℃前後を行ったり来たり。
血液検査も問題なく、インフルエンザでもありませんでした。
時折首を締められるような感覚に襲われましたが、扁桃腺の腫れのせいかなと思っていました。

今思えば髪で首をギリギリ締めている感覚でした。
首には無意識に自分で引っ掻いた無数の引っかき傷が出来てしまいました。
熱でふわふわとした意識の中にふと浮かんできたのは、例の金庫の画像でした。
そういえばあの写真を撮った次の日から熱が出たなぁと思い、画像を消したその瞬間、四六時中感じていた悪寒が少しだけ楽になったのです。

画像を消した次の日、嘘のように熱が下がり、残ったのは寝たきりで弱った身体の節々の痛みだけでした。
あの金庫はやばいものだったのだろうか。
消してからすぐに具合が良くなるなんて都合が良くないだろうか。

それからしばらく別の遠いコンビニに通っていましたが、ふと3日前に通ってしまったんです。
金庫はまだそこにありました。
以前と違うのは、金庫がこじ開けられていたこと。
写真だけでも被害にあったのに、こじ開けた人がどうなったかなんて考えるのも怖いです。

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